妖怪と妖精
妖怪は妖精と同じものだ。元々は人間の思念から発生したものだが、生物かどうかと問われると生き物とは言えない部分が多くある。しかし、特にヨーロッパ諸国では、フェアリーと称して人間の協力者となって、共に生きてきたという経緯があり、海外の神霊界に認められているのも事実だ。此の事もあって、この度宇宙創造神である国祖が、妖精と言う存在を認めた事で妖精の住む世界を第六神相法界とした。
妖怪は妖精と同じものには違いないが、妖精ほど認められた存在では無い。認められない理由は、妖精は人に対して協力的であるが、妖怪は人に対して攻撃的であったり、人を騙す事が好きな事が大きな違いだ。此れは元々の人間の思念の種類の違いから来ている。
人間の優しさの思念から発生した妖精に対して、人間の憎しみや恨みや嫉妬と言った思念から発生した妖怪は、少々邪悪な存在に写ってしまったようだ。しかし、どちらも人間の持つ感情から始まった事には違いなく、愛らしくも憎めない存在だ。近年では、妖怪の仲間もその大半は、生き物として認めて欲しいとの願いから、人間の役に立つ事をしたいとの願いを持つようになった。
彼らの多くは醜い連中ばかりだが憎めないのも事実だ。その形相は魂の状態を表しているのだから仕方のない事だが、我々人間に直接携わり、共に人生の手伝いをする事で、その形相も自ずと穏やかに変化して行くに違いない。
此処で紹介する妖怪は全て実際に存在する物たちばかりだ。人の役に立つ事を条件に、私の厳しい管理の元に世界中に声を掛けて集まった連中だ。どいつもこいつも愛らしい良い奴だらけだ。妖怪の特徴は、効果がスピーディーな事と、ご主人様に忠実な事だ。但し、ご主人様に忠実な分、叶えられた事象に付いての正邪の判断は、貴方がある程度する必要がある。かと言って恐れる必要など何処にも無い、行き過ぎた事は決してする事は無い、世界一怖い私の監視の元に居る連中ばかりだからだ。
大きく有名な妖怪には、妖術があり力があるがあまり知られていない妖怪には、強力な妖術こそ持ち合わせてはいないが、貴方の願いの為に働く事は怠らない。忠実な部下として可愛がってやって欲しいと願わずには居られない。
